VION Lab公式コンテンツ制作企画第1弾
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こちらの記事では、前回記事 に引き続き、オーディションのお題【「この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた」を3キャラクター分の声色で演じ分ける】方法を完全攻略します!
【目次】
完全攻略!「この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた」を3キャラクター分の声色で演じ分ける
①:発声〜ベクトルで考える〜
1:音程
2:声帯の広さ
3:音の出だし(アタック)
4:音の後半(リリース)
5:その他(鼻での響かせ方や、音を届けたい相手との距離など)
・・・・・・・・ここまで 前回記事 にて・・・・・・・・ ・・・・・・・・↓ここからが今回の内容↓・・・・・・・・
②:感情表現〜キャラクターで考える〜
1:喜怒哀楽等の感情
2:シチュエーション
3:いっそ声真似してしまう(①のノウハウも使う)
③:その他の工夫
1:速度(間)
2:力の入れ方の推移
3:姿勢
4:収録環境
5:方言
6:そもそも!
それでは、内容に入っていきましょう!
基本サンプル
②:感情表現〜キャラクターで考える〜
1:喜怒哀楽等の感情
感情をこめることで、多彩な味付けをすることができます。
言っているキャラがどんな性格なのか、どんな出自があるのか、どんなステータスやアビリティがあるのかなど膨らませると、演じ分けがイメージしやすくなるはずです。
2:シチュエーション
ドラマを想定するだけでも、全く違う印象を生み出すことができます。
今回のサンプルでは、竹を立てかけたことで怒られてしまった際に、反応としてのセリフを言ったとしたら……? というドラマを想定して読んでいます。
3:いっそ声真似してしまう(①のノウハウを使う)
これは分かりやすいですね。どこからどこまでが誰の声真似か想像してみてください。
また、皆さんもぜひご自身の声真似レパートリーの拡大に取り組んでみてくださいね。 前回記事が参考になるはずです。
③:その他の工夫
1:速度(間)
今回、お題においては早口は強制されていません。いっそゆーーーっくり読んでもOKです。
2:力の入れ方の推移
前回記事にある①3のアタックのサンプルと、②2のシチュエーションのサンプルが参考になるかと思います。物語、流れを生み出す効果がありますので、どのような力加減にするかの移り変わりについて、ぜひ試行錯誤してみてください。
3:姿勢
演じるにあたっては、発声するのに適した姿勢を分かっていることと、分かっている上であえて崩すことの両方が求められます。
背を伸ばして、腹筋への力の入れ具合を調整できるようにすることで、肺の空気を自在に出し入れ可能な状態にすることが基本となります。しかし、あえて仰向けで寝ながら、「寝ぼけ眼でもスラスラ読んでしまうキャラクターを演じる」、はたまた、机に齧り付くように猫背で座った姿勢になりながら、ボソボソと「根暗な売れない作家風のキャラクターを演じる」など、姿勢もまた工夫をすることで面白いアレンジに繋げることができます。
4:収録環境
基本的には、より原音をクリアに収録できる環境が望ましいです。しかし、宅録だとなかなかスタジオクオリティにするには至難の業。例えば、あえて「遠距離恋愛中のカップルが通話をしているシチュエーション」ということにして、スマホ録音して電話越しっぽく聞こえるようにエフェクトでいじっちゃうというのもまた面白い演出になります。
今回、エントリーされる方の環境の中で1番綺麗に録った音声も送っていただきたいところではありますが、あえてそういった工夫を演出としてやっていただくのもポイントになるかもしれません。
5:方言
もしあなたが地方出身であれば、方言で読んでいただくのも良いアレンジになるでしょう。
似非外国人風だとか、ロボット/AI風だとか、喋り方を思いっきり崩すのも一つの手です。
6:そもそも!
ここで挙げた方法だけでなく、もっともっとたくさんの工夫の方法があるはずです。
ぜひ、自由な発想で色々な遊び心を加えてみてください。
きっと、あなただからこそ出せる「味」があるはず。
それを心より楽しみにしております。
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